《MUMEI》
転校
「風花、ちょっといいか?」

突然呼ばれてびっくりした。

「別にいいよー」

なんだろう?

私は、愛川 風花-アイカワ フウカ-。

腰まである髪に、カールがかかっている。

なぜか、手に丸い空色の玉(じゅずてきな)がついているブレスレットみたいなのをつけていて、首には偽物の鍵みたいで本物の鍵のようなネックレスをつけていて、指には真珠みたいな空色の玉がついている指輪をしている。

なんでつけているかって?

そんなの知らないよ。

でも、気にいっちゃってはずしたくないんだよね!

生まれた時に、手に全部持ってたんだって〜

あ、そういえばお父さんに呼ばれてたんだよね!

早く行かないと…

風「お父さん何ー?」

お父さんは、45才なんだけど厳しさには耐えれない。

父「風花、お前は不思議な力を持っているらしい。ということで、風花…お前を転校させる」

なにが、ということでよ!!

てか、転校?

風「どういうこと?」

父「とにかく、荷物をこれに詰めとけ!ミオン学園は、りょう生活だからな。荷物を詰めたら、自転車でここに行け」

それだけ言うと、リビングを出て行った。

ポツーンと残された私は、お父さんが置いていった大きな鞄を持って自分の部屋へ行った。

〜1時間後〜

荷物を全部詰め終わったから、お父さんに言いにいくことにした。

ガチャ

あれ…お父さんいないのかな?

部屋には、お父さんはいなかった。

ま、いいや。

もう行こう。

3年間離れる家に、さよならと告げた。

自転車を出し、地図を見ながらこいでいると、いつの間にかビルがいっぱいある所に出た。

驚き過ぎてふらついた。

風「きゃあ!」

ガッシャーン

痛たた〜

?「大丈夫?」

やんちゃっぽい男が、聞いてきた。

風「…大丈夫」

スッと立った。

?「良かった!あ、その制服はもしかしてミオン学園の!」

ミオン学園?

あぁ、なんかお父さんが言ってたな。

風「ていうか、あなた誰?」

?「緑川 舜!宜しく♪俺も、ミオン学園なんだ!」

さっそく、同じ学校の人と会ったな。

舜「さ、早く行こうぜ!」

手をひかれ、自転車をこぎながらついていった。

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