《MUMEI》
魔法
何分か経って、舜が止まった。

舜の前には、大きい建物。

舜「着いたぞー!」

舜は、両手を広げた。

ここが、ミオン学園…

意外と大きいんだ〜

舜「おーい、入るぞ?」

風「あ、うん」

大きな門を通って、中に入り、ずっと歩いて1-Aと書かれた札がある教室に入った。

ガラッ

?「こら、緑川君!遅いじゃありませんかって…愛川さん!」

先生らしき人は、私に気づき声を上げた。

先「事故にあったんじゃないかって、心配しましたよ」

先生は、微笑むと来なさいと言った。

いう通りに、先生の所に行った。

先「では、自己紹介をしてください」

風「愛川 風花です!これから、宜しくお願いします」

ペコリとお辞儀をして、前を見た。

先「質問は、ありませんか?」

?「はいはーい!」

ショートカットの可愛い女の子が手を挙げた。

?「長谷川 雪!風花ちゃんって、なんの魔法が使えるの?」

興味深々な顔で聞いてきた。

魔法って?

私は、意味が分からないと首を傾げた。

先「長谷川さん、愛川さんはまだ力が目覚めてないんですから、以後気おつけてください」

雪「はーい」

風「先生、魔法って…?」

先「聞いてませんか?あなたには、魔法が使えるのです。指輪とこがなによりの証拠です」

私は、指輪を見た。

なぜか、キラキラ光っていた。

風「先生、なんか光って…きゃあ!」

急に、指輪とかがピカッと光って風がびゅうと吹いた。

先「どうやら、愛川さんは風の魔法が使えるみたいですね」

雪「風の魔法!」

雪って子が、ガタッと席を立った。

雪「私は、雪の魔法なんだよ♪」

名前とぴったりということで、納得した。

あ、私も名前に風って入ってるじゃん!

読み方は違うけど…

先「席は…長谷川さんの隣、空いてますね。長谷川さんの隣の席でいいでしょう」

私は、雪ちゃんの隣の席に行った。

雪「宜しくね!風花ちゃん♪」

風「風花でいいよ」

雪「じゃあ、私のことも雪でいいよ!」

それから、雪から学校のことを教えてもらった。

1月に一回は魔法の試験をするということや、試験で合格したら魔物を倒しに行く…とか学校の寮のこととか色々な事を教えてくれた。

キーンコーンカーンコーン♪

普通の学校とは、ちょっと違う綺麗な音のチャイムが鳴った。

先「それでは、休み時間にしましょう」

先生は、教室を出て行った。

休み時間って、何分まであるのかな?

?「1時間ずっと、休み時間ですよ」

後ろの席で本を読んでいる男の子が言った。

私が思ったこと、なんで分かったのかな?

?「僕は、山橋 愁-ヤマハシ シュウ-。魔法は、心を読むこと。要するに、エスパーみたいなものだよ」

山橋君は、本を読むのをやめ、席を立った。

愁「ついでに、愁でいいから。僕も、風花って呼ばせてもらう」

それだけ言うと、愁は教室を出ていった。

愁は、真面目キャラみたいだね。

雪「風花、愁の事は気にしないでいいよ」

雪は、愁の事嫌いなのかな?

雪「休み時間だから、学校見学でもしてみようか!」

愁の話が終わったら、雪はかなり明るくなった。

雪のまえでは、愁の話をしない方がいいみたい…

雪「風花、行かないの〜?」

雪は、教室のドアを開けながら言った。

風「今行くー!」

ドアの方に走った。

この時、私が走らなかったら…あんな事は起きなかった。

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