《MUMEI》 再対面ルティに足を開いてから、ラークのもとへ行くようになった。 ラークは、それに気付いてない。 まだ、大丈夫………。 ルティの骨ばった指で、奥まで掻き回され、深く突かれる。 "中"から出てくる指には、べったりと白濁液が付いていて……… 『イっただろ?』 クスッと笑ってキスをされる。 『ラークって、バカだな。ナイトに犯されて来たリリィを抱くなんてな』 赤く印が付かないよう首にキスをする。 無意識で、喘ぐ声が漏れる。 酷いよ……… いつもと同じように場所に着く。 まだ、ラークはいない。 ほっとする。 「リリィ」 「………ラーク」 「どうかしたか?」 「………え?」 辺りを見回す。 いつもと変わらない。 「ナイト、そこにいるんだろ?」 ………? ナイト………? ルティ? 「よく………」 木の陰から、誰かが、歩いてくる。 月明かりで、浮かび上がる、顔……… 「気付いたな」 「………ルティ………………」 紛れもなく、ルティだ。 前へ |次へ |
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