《MUMEI》
友達
地面に降りてきて、私達はサッカーを始めた。

舜「風花って、勇気あるよなー」

舜は、頭の上にボールを乗せながら言った。

風「信じてたもん。魔法のこと」

雪「うっそ!私なんか最初信じてなんかなかったよ?」

風「どうして?」

雪「そりゃあ、最初はこの目で見たことなんてないもん!」

雪は、信じられないという顔で言った。

風「そうだよね!でも、魔法使わなくても降りれたよ?」

雪「私達、4階に居たんだよ!?」

えっ?4階だったんだー

1階だと思ってたのになぁ。

?「「風花ちゃん!」」

可愛いらしい女の子二人が、話掛けてきた。

風「んー?」

?「私、双子の姉の真夏田 秋-マナツダ アキ-!魔法は、草の魔法なの♪」

身長が私より低い肩まである髪の毛の女の子が言った。

?「私は、真夏田 春-マナツダ ハル-!秋と同じ草の魔法だよ♪」

次に、秋ちゃんと同じ、肩まである髪の女の子が言った。

秋ちゃんと、春ちゃんっていうのか。

友達が増えて、嬉しいな〜♪

?「風花!」

後ろから、声がしたので振り返ってみた。

風「誰?」

?「えー!!同じクラスの渡辺 啓助とは俺の事だー!」

えっと…

風「乗ってる所悪いんだけど、渡辺 啓助って名前聞いたことないんだけど…」

雪「風花、あいつ変態って有名だから関わらない方がいいよ」

啓「ひっで!!」

啓助君は、泣く真似をした。

全然気づいてないみたいだけど…啓助目掛けてボールが飛んできてるよ?

絶対、ボール当たったらあとでうるさいよね…

私は、指輪をつけている右手を啓助君に向けた。

啓「風花?」

もう魔法には慣れた。

だから、すぐに魔法が使える。

風「龍風!」

ビュウゥゥゥゥ

という音と共に、ボールは違う方向へ飛んでいった。

ふぅ。

魔法、初めて使った…

風「やったー!」

飛び上がり、両手を広げた。

舜「風花、なに喜んでるんだ?」

風「だって、魔法初めて使ったんだよ!?嬉しくなーい?」

舜「まぁそうだけど…てか、飛び降りた時も使ってたじゃん」

舜は、呆れた顔で言った。

風「そうだけど、」

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