《MUMEI》
ナイトと悪魔
「ラーク、貴様勝手に脅すんじゃない」
「背徳を犯しているくせに」
「目の前に好きな女がいて、抱かないわけない。それに、姫様だって退屈しのぎにはなるだろうし」

………"退屈しのぎ"
………そんな………………!

ルティに抱かれることが………
"退屈しのぎ"なんて………

「そうなのか?」
ラークが問う。

「そうか………上部だけの関係………か」
クスクスと笑う。


「姫様、冷えますから、戻りましょう」

「………ええ………」

ルティに手を引かれ、歩く。


「明日は来なくていい」

………ぇ?

「じゃあな」

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