《MUMEI》
出会い
今は、スーパーで買い物をしている。

人参と白菜とブロッコリーと…

これで終わり!

レジに行って、値段を見てみたら…

1540円だった。

私は、お金を払って、スーパーを出た。

そしたら微かに聞こえた。

「龍鬼、お前どーしてくれんだよ」

もしかして喧嘩!?

私は、声が聞こえた方に走った。

聞こえた所は、路地裏だった。

夜空「あんた達、何してんの?」

「見て分かんねぇのか?」

そしたら、もう1人が、

「おいこいつ…南川の星沢 夜空だぞ」

「星沢 夜空!?」

二人は、ボソボソと話している。

その二人が急に、

「「すいやせんでしたー!!」」

と言って、逃げて行った。

私は、倒れている男の子に駆け寄った。

夜空「大丈夫?」

?「…はい」

男の子は、ふらふらとしながら立ち上がった。

?「…僕は、長谷川 奏斗-ハセガワ カナト-です。あなたは…?」

夜空「私は、星沢 夜空よ」

そう言ったら、奏斗は目を見開いた。

奏斗「あの伝説の…」

???

夜空「伝説って?」

奏斗「知らないんですか?南川高校には、たった1人…強い女がいる。名前は、星沢 夜空って伝説的な噂的な話を」

そんな話があったのか〜

あれ?

待てよ?

確かさっき、奏斗のこと龍鬼って…

夜空「奏斗、龍鬼ってなに?」

奏斗「龍鬼は、族のことです。僕はその幹部です」

幹部って、なーんか聞いたことある。

奏斗「今日は、体調が悪かったんですが、どうしても買いたい物があって…」

奏斗は、私の持っている袋を見た。

でも、袋を見ているわけじゃない私が買った珈琲牛乳を見ているんだ。

夜空「良かったらあげるよ?」

奏斗の目が光った。

奏斗「ありがとうございます!」

奏斗は、賞状を貰うように受け取った。

奏斗「あの…お礼と言ってはなんですが、倉庫に来てくれませんか?」

夜空「いいの?」

奏斗「はい!」

奏斗は、自転車に乗り、案内をし始めた。

何分か経ってようやく着いたみたいだ。

奏斗「入りますよ?」

私は、小さく頷いた。

奏斗が、重そうな扉を開けようとしているけど、体調が悪いせいか、開けられないみたいだ。

夜空「奏斗、私が開けてもいい?」

奏斗「でも重いですよ?」

夜空「いいからいいから」

奏斗は、渋々とどいてくれた。

私は、片手でガラッと開けた。

夜空「重くないじゃん」

私は、奏斗に文句を言った。

視線が感じたから、前を見た。

倉庫の中には、沢山の人がいた。

奏斗「さぁ、入ってください」

奏斗は、先々と歩いた。

私は、渋々中へ入った。

奏斗は、幹部室と書いたドアを開けた。

私は、その中へ入った。

また視線を感じた。

?「奏斗…その女は誰だ」

男は、低い声で言った。

背中がゾクッとした。

奏斗「星沢 夜空だよ!」

「「「「星沢 夜空?」」」」

プッ

みんなは、私を見た。

夜空「あ、ごめんね!とにかく、今日は帰らせてもらうから〜」

私は、倉庫を出た。

その瞬間、バイクが何台も倉庫の前に止まった。

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