《MUMEI》
勝負
私は、バイクを止めた一番前にいる人をジーと見た。

強そうだな〜

?「お前誰だ?」

夜空「人に名前を聞く前に、自分の名前を言ったら?」

?「喘-ゼン-だ」

夜空「私は、夜空。ねぇ、勝負しようよ」

私は、ニヤッと笑った。

喘「いいだろう。しかし、俺が勝ったらお前を恥ずかしい目に合わせてやる」

夜空「お好きにどうぞ」

どうせ、私が勝つんだから。

ガラララ

という音を立てながら、倉庫の扉が開いた。

奏斗「夜空〜って、風裡-フウリ-!!」

奏斗は、目を見開いた。

夜空「へぇ、風裡っていうんだ」

私は、睨みながら言った。

喘「さぁ、勝負をしようじゃないか」

喘の言葉に、奏斗は慌てた。

奏斗「翼ー!!直樹ー!!」

奏斗は、急いで叫んだ。

奥から、なんだよという顔して出てきた翼と直樹達。

直樹「これどうなってんの!?」

直樹という人は、バカなのか状況が読めないみたいだ。

翼「…女が勝てるわけがねぇ」

翼は、ボソッと言った。

夜空「勝てるよ。自信はあるんだから」

私は、近くにあった鉄パイプを持った。

喘「あれれー?龍鬼は、武器を使わないんじゃなかったのかなー?」

喘は、バカにしながら言った。

夜空「そうなの?」

奏斗に聞いてみた。

奏斗「そうだけど、夜空は女の子だから…いいのかな?」

奏斗は、後ろにいた直樹に聞いた。

直樹「駄目」

直樹は、睨みながら言った。

鉄パイプを放り投げた。

素手でやれって言う事ね。

私は構えた。

喘「んじゃ行くよ」

喘が殴りかかって来た。

シュッ

ゴッ

ドスッ

ドッカ-ン

殴りかかって来たのをよけ、蹴って殴って殴り飛ばした。

みんなは、呆然としていた。

奏斗「夜空って何者…?」

夜空「全国優勝した成果が出たってことかな」

私は、ルンルン気分で帰って行った。

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