《MUMEI》
おてがら
トコトコ

直樹「夜空って、チャリじゃねぇの?」

夜空「今日は……あれ?」

私は、遠くを指差した。

なぜなら、遠くに族らしい集団がいたからだ。

?「やばいですね」

私の後ろにいた人が言った。

?「自己紹介は、まだでしたね。僕は、西村 愁です」

翼「愁、自己紹介してる場合じゃねぇぞ」

愁「すみません」

ていうか、まだ自己紹介してない人が二人いるんだけど…

あとの方がいいみたいだね。

愁「こっちに歩いてきてますよ」

直樹「気づいてないのか?」

私は、辺りを見渡した。

人は少ないから戦ってもいいけど、気づいてるか分からないからな〜

あ、そうだ!

私は、鞄からダーツを取り出した。

なぜあるのかは、秘密。

私は、ダーツを草に投げた。

族のみんなは、草を見ている。

夜空「みんな逃げて!」

私達は、違う道を通った。

直樹「夜空って、すげーな!」

直樹が、目をキラキラと輝かせながら言った。

夜空「ねぇ、私の家に来ない?」

奏斗「行きたい!」

奏斗は、行く気満々だ。

夜空「じゃあ、ついてきて!」

私は、先頭に歩いた。



ガチャ

夜空「ただいまー」

私は、靴を脱いでリビングに行こうとした。

でも、みんな靴を脱がないまま呆然としている。

夜空「どうしたの?」

直樹「あ、いやなんでもない!(でかい家だなー)」

奏斗「お邪魔しまーす!(いいなー)」

愁「お邪魔します(大き過ぎるでしょう)」

?「花咲 風夜-ハナサキ フウヨ-と小町 輝-コマチ ヒカル-入りまーす!」

輝「風夜…うるさい」

これで、全員か…

覚えるの大変。

みんなを連れて、リビングに行った。

母「いらっしゃい」

お母さんは、翼達に微笑んだ。

夜羽「夜空ー夜空ー」

いらいら

夜羽「夜空ー夜空ー夜空ー」

夜空「うっせーんだよ!!バカ兄貴!!」

一瞬で、お母さんとお父さん以外はシーンとした。

夜羽「…すいません」

お兄ちゃんは、そろりと自分の部屋へ行った。

母「夜空、ちょっと来てくれるー?」

私は、シーンとした空気の中、キッチンへ行った。

母「男の子達、オムライス…食べれるかしら?」

食べれるのかな〜?

とにかく、聞いてみるか。

夜空「みんなって、オムライス食べれるー?」

私の言葉に、みんなは我に返ったのか急に慌て出した。

翼「お、おう」

翼は、慌てながらも言った。

奏斗「僕も、食べれるよー」

奏斗は、いつもと変わらない笑顔で言った。

でも、顔…引きつってるよ?

しかも、口笑ってるのに目が笑ってないんだけど…

直樹「俺みょ(も)食べれるぞ?」

直樹…噛んでるよ!

輝「…食べれる」

輝は、普通だね。

風夜「オムライスって?」

風夜は、オムライス…食べたことないのかな?

愁「ぜひ食べてみたいですね」

むっ

愁ったら、なによその言葉!

以外と愁って、腹黒だよね…

私は、呆れながらもお母さんに言った。

夜空「食べてみたいってさ…」

私は、小さくため息をついた。

どうして私がこんなめに…

もとはと言えば、私が奏斗を助けたせいだってことは分かってるんだけど…助けるのは良い事だからな〜

これから私の人生は、どうなるのやら…

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