《MUMEI》
あれから
「………あれから………何してたの?」
「他の城に移されて、兵士になってる」
「………そんな………っ」

ナイトじゃない………なんて………!
「けど、何でか姫様に気に入られて、ナイトにならないかって言われた」
「………なるの?」
「なって、その姫様を抱くのか………か」
「………うん」

身体に巻かれた腕に、力が込められる。

「お前しか抱きたくないし、お前としか気持ちよくなりたくない」



「………なぁ………抱いていい?」


頷く。


ゆっくりと、首筋にキスをされた………

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