《MUMEI》 全て森に、荒い息遣いと、あえぎ声が響く。 月の光に照らされ、激しく絡む。 「………ッルティ………あぁっ………」 「逃げるな………」 「………ふぁっ………や………ぁっ」 「"や"?」 クスッと笑って上から私を見おろす。 「や………じゃない………」 「久しぶりだから、痛いか………」 ゆっくりと、"中"からひく。 銀の糸を引く。 ルティを見上げる。 寂しげに、見下ろしている。 ルティの首に手を回す。 「少し………我慢しろ………」 「………んっ………あぁ………」 また、"中"に入ってくる。 さっきより、大きくなって……… 「お前の中………温かい………」 深く奥まで繋がって、会えなかった日の分を、した。 何度も深く繋がって、深くキスして……… 「………ルティ………愛してる………」 「リリィ………俺も………愛してる―」 森の中で、全裸は嫌なのに、ルティに抱かれるのが嬉しくて、恥ずかしくなかった……… 全てを捧げた……… 前へ |次へ |
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