《MUMEI》

雛「はぁーー!?此処を辞める!?」
雛は驚いてキセルを落とした。
桜「あぁ、借金など元々無いから給料貰ってたがたまってな、いっそのこと此処を出ようかと。」
淡々と荷物を片付けながら言う。
桜「それに、剣道も昔から習ってたからそこら辺の浪士などに負ける気はせん」
雛「大丈夫なん?」
まだ少し疑っている。
桜「あぁ、刀があったろ?あれで応戦する。」
荷物は片づいた。元々少なかったしな。
雛「着物は?」
島原を出るときのか。
桜「馴染みの客から」
雛「胸は?」
隠しよう無いしな
桜「さらしで」
雛「てことは、」
桜「抜かりはない」

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