《MUMEI》 ドレス室さて、面倒だけど、ドレスを選ぶか。 ハリスが来たことにより、舞踏会が開かれる。 勘弁してよ……… ただでさえ、ハリスの近くにはいたくないのに。 ワルツとか、あり得ない。 それ以前、ステップを忘れたし。 ………ルティが根気よく教えてくれたのに わざと足踏んで、嫌われれば。 結婚の話はなくなるよね。 一番、軽いドレスを選ぶ。 ルティが、選んでくれたものだ。 ………いつもならここに入るとき、ルティが、近くにいてくれるのに。 1人で入ると、寂しい。 ここで、前、ルティに抱かれた。 鏡の前に立つ。 後ろにいるような気がして、虚しくなった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |