《MUMEI》 武山の家の続きこう言うと武山は、「いいよ。二人で食べるのは楽しかったから。」と言って笑った。学校では中々見れない武山の笑った顔に何故かドキッとしてしまった。ご馳走になってばかりで悪いので、「お皿、洗うよ。」こう言うと武山が、「お願いします。」と言うと台所に向かった、台所を見ると必要最低限の物しか置いていない事に、全体的に掃除が行き届いている事が重なって、かなり綺麗な印象を持った。鍋の事や、台所が綺麗なところを見て学校の皆が知らない、一面を見れて嬉しくなった。片付けといっても二人分のご飯茶碗と、お皿だけだったので、早く片付けを終えた。振り返ると武山が、僕の事をジッと見ていた。武山が、「台所に立っているの、似合うね。」と言った。気になっていた事を聞いて見る事にした。「どうして、学校で僕の事をいやらしい視線で見てるの?」と聞くと武山は、「おかしな話かもしれないけど、光さんのお漏らしを見てから、光さんに魅了されたから…。」照れながら言った。僕もお漏らしした事を思い出して恥ずかしくなり、顔を赤くしてしまった。武山がふと時計を見ると、「もう八時になったんだ、明日も学校だし送ってくよ。」こう言うと、僕も同意して帰る事にした。 前へ |次へ |
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