|
《MUMEI》 ラブホテル慣れてるね、よく、来るの？ からかわないで、着替えてくるわ 漏らしてたもんな デリカシーないの？ 言葉にすることないでしょ！ 俺達は、車を乗り捨て、タクシーで移動して、 コンビニに寄ってからラブホテルに入ったんだ ニュースを見てた 街中で発砲事件、警察官が、射殺された 犯人は逃走中、か 殺したの？ パンツ穿いたの？ 穿くわよ 殺したよ 簡単に言うのね 殺したのは、初めてじゃないからね クルーザーで、殺してるよ 知らなかったわ、海に逃げたときよね？ そうだよ 背中に日本刀喰らったけどな、二人殺してるよ 報道もさらてねーけどな そう、戦争ね そうだよ、ヌルイと死ぬぜ ブレーキ踏むバカ居るか？！ 気が、動転してたのよ 警視と連絡取れなかったろ？ 通じなかったわ 電源が切られてるままよ 消されたかな？ まさか ねぇ、電話したいんだけど ダメだよ、電源入れたら居場所を特定される でも、このままじゃ 奴等は本気で来たんだぜ、現職の警察官がな なんで、警察官だと？ 拳銃を、ベットに置いた 日本の警察官の正式な拳銃だよ そう、なの？ ヤクザが買うには難しい品物だな ニュースは、何だって？ 街中で銃撃戦、警察官一人が死亡、変だろ？ 自殺した制服警官の事が、報道されてない マンションの住人のおばさんが、見てたよな？ そう、だったの？ 真知子、お前、足手まといだよ む、むり言わないでよ！ いっぱいいっぱいだったのよ！ なぁ、真知子、生きてるから言えるんだぜ 必要なときに、適切な行動をしろよ って、むりか…… 私達、犯罪者として追われるのかしら？ どうかな？ もし、そうなったら、奴等は俺達の口を封じるしか無いぜ そうね、警察の信頼が根本から崩れるわよね？ マスコミに、逃げ込むか？ 待って、警視と連絡取れなかったら、そうしましょう それに、万一のときの、避難場所もあるから、そこに行きましょう その場所は、警視も知ってるのか？ 疑ってるの？、警視を 自白させられてるかもね 俺の言葉に、真知子は黙ってしまったんだ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |