《MUMEI》 支援者真知子と別れ、受け取った金で、支援者の元に向かったんだ 真知子とは、別行動だ 拳銃は、真知子に預けた、弾丸は抜いて、絶対に暴発しないようにして、渡した 警視がどうなったのか、わからないけど 警視一人が動いてるわけではないと、真知子は言ってた もしかしたら、真知子は殺されるかもしれない でも、俺と一緒に居るよりは安全だろうな 日本に居る、支援者が、敵の手に落ちてないとも限らない ま、行けば解る事だ 都心にある、大きなビルの中に入ってる、外資系の会社を訪ねた 受付で、名前を告げると 直ぐに応接室に案内されたんだ 快く迎え入れられ、車で安全な所に送ると そして、送られた場所に、奴等が居たんだ 恵太、久し振りだな? なるほどね、ここもお前らの手に落ちてたのか ふっ、間抜けだな、お坊ちゃん育ちはこれだから、楽で世話がない 間抜けはお前だろ? 何を強がってるんだ? お前に出来ることは、何もない そうでもないぜ 大人しくしてもらうかな 断るよ ゾロゾロとチンピラが出てきたんだ なかなか素敵な道具を手に持って、 素手じゃ、俺には敵わないのを承知してるって事だ 鍵を渡してもらおうか? 残念だな、持ってないぜ 俺には不用になったんでな なに?! 黙って殺されるのも、面白く無いんでね 暴れさせて、もらうよ 身体をほぐすように、軽く動かし、そう言った俺に 舐めるな、恵太、お前の死体など、どうにでもなる そう、言ったのは 本家で運転手を父してた、高木だったんだ 高木、口の聞き方を忘れたのか? ほざくな、高橋一族は、我々がもらい受けた、お前の居場所は何処にもねーんだよ ヌルイな、俺は一族を崩壊させるためにここに居る ま、頑張れよ、高木 ステップインして、高木に腕をつき伸ばした うぎゃぁぁ! 俺の指が、高木の眼球を捕らえてた その指を曲げ、引っ掛け横倒しにすると 俺の指が赤く染まってた 暗闇は、素敵だぜ、真夜中の海をお前も知るとよい 失明は、確実だろうな サバイバルナイフを振りかざして来た男の股間に、俺の膝がかち上げてた 玉が潰れたのか、物凄い悲鳴 嬉しいなぁ、武器までくれて さて、雑魚ども、来いよ 取り上げたサバイバルナイフを構えて、そう言ったんだ …………… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |