|
《MUMEI》 手錠？……… 俺も、手錠を掛けられた そして、連行されたんだ いい加減に喋れ！ 名前ぐらい言えるだろう！ 俺、また、黙秘してた 飲まず食わずでね 警部、無理ですよ、恵太は警察を信用してないから 警視が来たんだ 管理官！、お怪我は良いんですか？ 寝てられんよ、治安を守るのが仕事なんでな 街中でドンパチやられたら迷惑だ 恵太、見事な腕だな、約２５メートル、頭を一発で撃ち抜いた、か 俺、黙ってた 時期早々だが、お前が暴れたら、動かざる得ない 暫く取り調べ受けてろ、ニュースで国の本気度がわかるまでな あ、そうそう、拳銃は受け取ったぜ、それから、ほら、大切な鍵だろ？ 駅のコインロッカーに閉まった鍵を、警視が持ってたんだ 発信器か？ そう聞いた俺に 後が大変だったぜ、ま、行き先は見当付いてたから、エージェントに尾行させ、部隊を向けたんだ 飯ぐらい、食えよ、戦いはこれからだろ？ じゃぁな 松葉杖、頭に赤く滲んだ包帯、 警視は襲撃されたんだな おっさん、カツ丼の大盛りとザルソバ お、おっさん？！ 俺は蕎麦屋じゃねー！ 早くしろよ、腹へってんだからよ まず、名前を言え！ 聞かなくてもわかってんだろ？ ざけるな！、警察をバカにするなよ！ 警察なんざ、バカだからやってんだろ？ 頭よければやらないよ、そんな仕事 舐めるなクソガキがぁ！ 早くしろよ、はらへってんだよ！ 名前を言わんか！バカ者が！ この、オッサン、根っからの警察官なのかね？ …………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |