《MUMEI》

「………お願い………教えて」
ルーテルに問い詰める。

けど、答えない。

「………どうして………他に言ったの?」

ただ、目を伏せて、黙っている。


ルティが言うはずない。

それは、分かってる。


なら、昨日言っていたとおりなら、ルーテルしかいない。


「………」
「………ルーテル………!」



「うるせぇ!」


………!


「黙ってガキをおろしてろ」

ルーテルが怖い。


こんな………どうして…………




「ああ、あと、ルティ?だっけ………あいつ、今牢獄の中だぞ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫