《MUMEI》 やめてよ、そんなのいいよ 誰だって仲間が大切だし、 守る者のためには、修羅になるとき、あるよ それに、元は、一族の… 関係ないよ、謝りたいから謝るの 誰のせいとか、何が原因とかじゃない! 真奈美が強く、そう言ったんだ なら、俺も謝らなくちゃならない、 真奈美の、翔の子供を ストップ! 俺が守れなかっただけだ、恵太に責任はない 一族の蓮っ葉とはいえ、うちの者が 高橋一族と付き合ってんじゃねーよ! 俺は、恵太と付き合ってんだ! 翔が、そう、叫んだんだ 翔ね、楽しくて仕方ないんだって この前の、ボーリングも、レストランも 前に、タワーハウスで、話したときも いつも、恵太のこと、話してるんだよ 私が嫉妬するぐらい、恵太、恵太って 真奈美がそう、話すと 聞いてみたんだ、みんなに 構わないって、 どんな事に巻き込まれても 恵太、私達から離れようとしてるよね? 嫌だよ、絶対嫌! 嫌われて、離れてくなら納得するよ、恵太は私達と一緒にいて、楽しくないの?! 優子が、そう、言った 翔のマブダチなら、一緒に戦うよな、貴子 勿論よ、私達はそうやって生きてきた仲間だし これからも、それは変わらないわ 聞いてるわよね?、私達のこと 恵太がアメリカに行くなら付いてこうかな 翔の言葉に なんで、そんなに、優しいんだよ なんで、許せるんだよ! 俺は、大切な人を亡くすのは、もう、嫌なんだ! みんなみたく、許せないんだよ! 過ぎたことに、出来ないんだよ! 殺人鬼なんだぜ、俺 ここは、温か過ぎるよ ……………温か、過ぎるんだよ ………… 前へ |次へ |
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