《MUMEI》

優子の膝枕で、寝たふりを、してた

大丈夫?

真奈美の声

うん、

毛布、

ありがと

顔隠して、寝ちゃったんだね

うん、

濡れちゃうでしょ?、アソコに顔向けてるよ

バカ、そんな事考えてる場合じゃ、
でも、ドキドキかな?
甘えてくれた、嬉しいよ、一時でも

電気、消すね、

うん

暗くなったのが、わかった

掛けられた毛布
優子の指が、俺の髪を撫でてた

めんどくさい、男、好きになっちゃったなぁ
恵太は、私より、真奈美が良いのよねぇ
それでも、いい
こうして、恵太が、そばに居るなら

……………俺なんかの、何が良いんだよ
優子なら、男なんて選び放題だろうにさ

真奈美かぁ、
確かに、意識してるよなぁ

翔の奥さん、アヤナちゃんの、お母さん、

どのくらい、時間が過ぎたのかな…………
寝れない

そっと、身体を起こしたんだ

優子は、眠ってた

タワーマンションの、最上階かぁ
天国まで、近いのかなぁ

窓から、空を見上げた

開かない、窓、

ふと、下を見ると、街の夜景が見えた

自分の手を、見た

汚れてる、手だよな
何人もの、血を、この手で

簡単に、人を殺せる俺は、
心が壊れてるんだ

自分の幸せを、求めれる人じゃぁないよな

優しさが、痛いのは、きっと俺が汚れてるからだ

人の気配がした

振り向くと、マサヒロさんが居たんだ

手招きされた

優子を起こさないよう、静かに歩いたんだ

シアタールーム?

酒を出された

いただきます

缶ビールを飲んだ

突き進めよ、そしたら何か見えてくるぜ、きっと
俺は、そうだったな
欲望のまま、つ突き進んで、気がつけば善人面になってたなぁ
切っ掛けは、翔だ
アイツは、人を変えちまうんだ
翔と、出会わなかったら、今頃どっかで、の垂れ死んでたかもしれねぇーなぁ

不思議な奴ですよね、アイツは

じゅうぶん、お前さんも不思議な奴だぜ

自覚は、無いです

翔な、男友達が居たんだ、真奈美の同級生でな
でも、関係がおかしくなっちまったんだ

普通の奴よりは金持ちになったろ?
翔に、タカったり、金目当てになったりじゃねーんだ
ソイツが、変な劣等感を感じたのかもな

わかる気が、します

金持ちに、憧れた
だが、なってみるとつまらんな
もっと金持のお前さんは、もっとつまらないのかもな?
だけど、仲間はいいぜ
自分のワールドを作れよ
たとえ、復讐が目的でもよ
信頼できる、仲間と何かするのは、銀行強盗でも、きっと楽しいぜ

ぁは、そうかもしれませんね

汚れたら、洗えばいい

疲れたら、休めばいい

壊されたら、また、作ればいい

生きてくなら、それしかない
本当の財産は、残した資産じゃなく、その資産や、仲間を作って行った、力だ
俺は、そう思ったから、全ての資産を奴等にくれてやっても、アヤナを助けたかったんだ

きっと、翔も、同じだよ
お前さんが作った街だろ?
この街は、お前さんの財産だ

大袈裟です

謙虚だな、
そうだ、おもしろいもの、見せてやるよ

マサヒロさんが、そう言ったんだ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫