|
《MUMEI》 ご機嫌ね、優子 ぁは、わかる？ 目が覚めたら、恵太に抱っこされてたの あらぁ、それだけなのかしら？ 手、出さないよ、恵太は 朝食の、会話とは思えないよなぁ あ、そうそう、夜中によ、真奈美の写真、見せたぜ え？ 使用前、使用後をな な、な、え？、嘘ぉ！ 恵太、鼻血出しちまってよ 見たの？！ あ、う、うん 食い入って見てたよなぁ 此方に話題をふらないで！ 叫びたかったけど、声にならなかったんだ 私のも？ 春奈ちゃんの声 いんや、真奈美のだけだ ぜ、全部見せたの？！ ん、全部じゃねーけど、ま、それなりにな この場から、逃げ出したい衝動に駆られた 何を、どう、会話したのか定かじゃない 迎えの車が来たと聞き 助かったと、思ったのを覚えてるだけだった エレベーターを待ってるとき 翔と真奈美に見送られてて みられちゃったね 翔が、また、その会話に戻してたんだ 私の居ないとこで見せるなんてぇ！ 居るとこなら、OKなんだ？ 何で男って、バージンにこだわるのかしら もう ごめん 俺、とにかく謝ったんだ 真奈美、パンツ見せろよ あ、ダメ、マジダメ、しょ、翔！ 翔が真奈美のスカートを捲ってた いいから、ほら！ や、だめぇ 見ちゃいけない、そう思ったけど、目が、逸れない 濡らしてるね ば、ばかぁ、は、恥ずかしいでしょ！もう！ 恵太に見られて濡れたんだね？ 自分だって！、半立ちじゃない！ 嫉妬は、興奮するよね エレベーターが、来た 下まで送るよ いいわよ、イチャイチャしなさい じゃぁね、ご馳走さま 優子と、二人、エレベーターに乗ったんだ なんか、気まづい 会話がない 帰宅するまで、全く会話が無かったんだ …………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |