|
《MUMEI》 スンゲー加速だね ブレーキも効くのに、つんのめらないや 翔がランボルギーニの、ハンドルを操ってた 気に入ったのか？ こんな、恥ずかしい車 ぷっ、たしかに、みんな見るね 真奈美は気持ちいいって言ってたよ スターになった気分味わえるって 真奈美らしいね、また、似合うんだよなぁ、 存在感で負けてないよ 似合うよね、真奈美なら 派手たまからね、真奈美 派手な女の方が好みなの？ ん、そうでもない でも、なんか、真奈美を見ちゃうんだ 俺の言葉に、翔は、何も言わなかった 衝撃的だったな 写真のことか？ ん、それもかなり、衝撃的だったけど あんな場に、自ら来た真奈美と、連れてきた翔にね 恵太が居なかったら、さんざんなめにあったかもな でも、生き方は変えない わかってる、でも、見たくない 幸せな姿しか、見たくないんだ だからか？、あんな無茶してまで 俺の勝手な都合だ 写真見て、憧れただけで、 そこまでするバカは、居ないぜ こんなこと、言ったらダメなんだけどさ 何度も空想の中で、真奈美を犯してるんだ わかるんだよ、犯す側の気持ちが 自分を否定したくてってのも、あったかな 否定すんなよ 認めろよ、そう言う自分も 優子は、恵太の闇も愛せるって、言ってるぜ 優子、ホント、良い女だよ 俺には、もったいない女だよ 優子は、恵太が良いって言ってるのに まんざらでもねーんだろ？ まぁね、飛び付きたいよ いつかは、街を出るつもりなのか？ 揺らいでる 居て欲しいな 俺的都合だけど、やるなら付き合うぜ でも、完全犯罪だ 俺だって、家族を、あんな 薄れてくんだ、 今が、楽しくて、未来を見つけたような気がして だけど、夢を見る、父の無念さを 母の痛みを ミズキの、悔しさを、思い出すんだ 復讐を望んでるかな？ わかんねぇ、望んでないかもしれない でも、俺の中から消せないのも、事実なんだ 俺は、消してないぜ 恵太ほどの痛みじゃないけど 真奈美を、犯した奴を許す気にはなれない もし、殺されてたら 復讐鬼に、なってるかも、でも、ならないかな アヤナを育ててかなきゃならないから、 けど、泣き寝入りも、出来ねーから ………わかんねーや、俺も そっかあ！、恵太、それが恐いんだな 大切な人を作ったら……… 図星だよ 全部、言い訳だ、汚れた手でも、抱きたい それが、本音だ だよなぁ、優子に惚れられて、無下に出来る男なんて、そう、いねーよなぁ でもさ、真奈美を、見ちまうんだよ 意識しちまうんだ 俺もだよ、優子を今でも抱きたい 何気に見てるぜ そうなのか？ そりゃぁ、そうだよ ぶっちゃけ、どっちの身体が好きなんだ 身体で聞くのか？ 身体じゃなきゃ、答えは知ってる だよな、 身体は、真奈美だけど、それは相性でだな 顔で言ったら、優子の方が万人受けする美人だよな それに、ぶっちゃけるけど、一時馬路で考えてた 優子に、産ませたいって 優子も、覚悟的には、そうだったみたいだよな 俺が寝てる女は、嫌か？ お前の子供が居ても、構わねーよ 真奈美が欲しいか？ ん、俺の手にあまるよ 翔を見てる、真奈美のお母さんの笑顔にも、惚れてる アヤナちゃんを抱きしめる、真奈美も好きだ なのに、優子を欲しがってる俺が居る 訳わかんねーよ、マジで 何人愛しても、良いんじゃね？ 家族の愛、恋人の愛、たくさんの愛が有ってさ 世の中には愛人居る奴も居るだろ？ 身体だけなら、何年も続かないよな ………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |