《MUMEI》

どのくらい、キスしあってたのかな

靴も脱がずに、ベッドの上で

優子が、俺をグイッと横へ導き、身体を入れ替え、上になった

優子の髪が、俺の頬を撫でてる

無責任の練習なんて、恵太に要らないよ
そのままでいいの

そう言った優子が、キスして来たんだ

好きよ、大好き、でも、悔しいから暫くエッチさせてあげない
真奈美に、電話しなくっちゃ

俺から離れようとした、優子を抱きしめた

離れるなよ

あ、恵太、ん

また、唇を求めた
優子の手を、握って

優子が、指を絡めてきた

手を繋ぎながら、キスをしてた

静かなホテルの部屋で、優子を抱きしめ、果てしなく唇を、求めてたんだ

…………

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