《MUMEI》

でね、恵太、余計なこと、何も言わずに、私を好きだ、必要なんだ、って

嬉しかったでしょ?、優子

うん、飛び付きたかったけど、
悔しかったし、今になってなによ、みたいな、
だから、意地悪したの
部屋に男が居るから、話しつけなよって

恵太、直ぐわかってた?
嘘だって

どうかなぁ、わたし、直ぐ言っちゃたから、
嘘だよ、男なんて居ないよって

恐くなったんでしょ?

うん、嫌われたらって

くすっ、エッチさせないつもりだったんでしょ?
でも、しちゃったのよね

うん、したゃった、
私の本気を伝えたくて
裸もしっかり見せてないのに、しちゃたょ

それも、やらしいね、なんか

うん、今思うとやらしいよね
あの時は、嬉しくて

優子も夢中だったんでしょ、何度も逝っちゃったのよね

うん、自分でも驚いたわ

ねぇ、恵太も夢中だったんでしょ?

うん、
生は、初めてだって、

嬉しそうに、話すわねぇ

嬉しいよ、だっな、果てても果てても、私を求めるんだもん

何回ぐらいしたの?

わかんない、でも、凄いよ、あんなに出来るの?

翔も、昔はあったよ、10回以上とか

うん、普通はできないわよね?

たぶん、あんまり聞いたことないわよね

デートはどうだったの?
ラブホ、いったのよね?

うん、真奈美に、話してなかったけど
バージンの時に言ったホテルだったのよ

え?!

優子と真奈美の会話を、黙って聞いてた
翔も、黙ってた

女子って、こういうの、好きなのかなぁ

………

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