《MUMEI》

ひっ、く、く、来るなぁ!

弱いな、弱すぎる

く、来るなぁ、来るなぁ、来るなぁ!!

ゲシッ

グエッ

優子がツヨシの股間に膝をぶち込んで、逃げ出し、俺の所に来たんだ

ボクサーと言った男の首が捻れてた

プロレスだと言った男の顔は、陥没し、膝が有らぬ方を、向いてた

日本刀と、ヤスモノノトカレフが、床に頃ごり

そいつらは、生き絶えてた

首が真後ろを向き、目玉が飛び出し転がってる
生きてたら、ゾンビだな

パトカーか、何台も駆け付けて来てた

不良少年達は、血飛沫を浴び、嗚咽しながら、失禁してやがった

ごめんなさい、汚させて

優子が自分のキリサカレタ服で、俺の手の血を拭いてた

翔が、ジャケットを、ゆ優子の肩にかけ、裸の身体を隠してた

俺のところにきた警察官に

この街の、治安はどうなってんだ?
仕事しろよ

冷たく、そう言って

帰ろう、優子

優しく優子に、そう言ったんだ

待ちたまえ!、署で事情を

若い刑事に

良いんだ、帰らせろ

しかし、警部

上からの命令だ!

そんな、声が聞こえてたんだ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫