《MUMEI》 二人の意見修学旅行が終わり、何週間か経ったある日、姫香が 「あたし、水城と別れた。」 「…ええぇぇ!!??な、何で!?」 「だってあたしもう水城のこと、好きじゃないもん!」 「どうしたの?急に…」 「だって水城女たらしだもん!」 「嘘でしょ!?水城がそんな奴なわけないよ。」 「だってだって!いっつも女子と話してるもん!」 「だからって別れなくても…」 「とにかく別れたの!もうあいつは好きじゃない!」 「え〜!?」 とにかく水城に話を聞いてみよう。 「ちょっと水城!アンタ、姫香ちゃんと別れたって本当!?」 「え?あぁ、まぁな。」 「アンタ、一体姫香ちゃんに何したの?」 「何もしてねーよ!アイツが勝手に別れるとか言い出したから…」 「心当たりは?」 「無いね。」 「アンタは、このままでいいの?」 「何が?」 「やり直したいとか思わないの?」 「…できれば、な。」 「そっか…」 とりあえず姫香に伝えてみた。 「…て言ってたよ。」 「嫌だ!絶対に!あたしもう水城のこと、好きじゃないから!」 「う〜ん…」 「それに!あたし新しい好きな人が出来たもん!」 「え!?誰?」 「あのね…太一なの。」 「え…太一って姫香ちゃんの元彼じゃん!」 太一…木村太一(キムラタイチ)とは、姫香の昔の元彼だ。 「また好きになっちゃたの!」 「えー…水城のほうが、絶対いいよー…」 「いーやーなの!!」 「えー…」 それから数日経ったある日。 「七瀬ちゃん聞いてー!」 「何?どうしたの?」 「あのね、昨日太一に告られたの!」 「え―――!!??」 「だからね、私達今付き合ってるんだ!」 「マジ!?」 休み時間 「ちょっと!水城!」 「何だよ?」 「姫香ちゃん、太一と付き合い始めたって…」 「マジ!?…まぁどうでもいいけど。」 「アンタ、これでいいの?」 「俺もうアイツのこと好きじゃねーし。」 「水城…」 そして姫香と水城は完全に別れてしまった。 前へ |次へ |
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