《MUMEI》

奴等、覗いてたよ

車に戻り、春奈ちゃんに言ったんだ

知ってたの?

うん、だから、なるべく見えないように…
でも、下着は丸見えだったかも

わざと?!

うん、嫌だろ?あんな奴等に軽く見られるなんて?

……何が、言いたいの?

たくさんの思いを閉じ込めて来たんだよね
我慢は良くないよ
ちゃんと、伝えなきゃ、想いを
自棄になっても、良いことひとつもないよ

……敵わないもん、真奈美お姉ちゃんに

共存したら?
春奈ちゃん、もっともっと綺麗になるよ
間違いない
……身体も、素敵だよね
匂いだ、春奈ちゃんの、匂い

指を嗅いだんだ

や、やだぁ!

俺の指を、捕まえた春奈ちゃん、

味も、知りたかったなぁ

エッチ!

やらせてよ

ヤダ!

ちぇっ
翔に、言ってみな、俺に指入れられたって
スンゲー嫉妬するぜ、きっと

寝てくるって、言ったもん

しないと思ってるんだよ
ヤキモキさせてやりなよ

………優子さん、お兄ちゃん達としてるかもよ?!

うん、かもね

いいの?!

………優子に任せるよ
翔も、真奈美も、優子は愛してるんだ、きっと、春奈ちゃんもだね

……私はオミソだよ

そんなことないよ
春奈ちゃんが見えてないだけだよ
真っ直ぐ向き合ってみなよ
ウザイ奴等は、俺が蹴散らしてやるからさ

………いい、自己嫌悪になるから

ポルシェの女、春奈ちゃんが羨ましいんだよ
だから、嫌がらせするんだ

私が羨ましい?

うん、だって、可愛いもん
男なら、みんな、春奈ちゃんと仲良くなりたいって、思うよ
武器だよ、美しさは女の人のね

真奈美お姉ちゃんよりは、劣るって言ったよね?

真奈美は美しさと、エロさをかねそろえてるもんなぁ

優子さんより、真奈美お姉ちゃんが良いの?

優子は、俺の半分をしめてるかな?
彼女無しの人生は、嫌だな
優子か居なくちゃ、なんも始まらないよ

結婚、するの?

もっと、愛してもらえたら、そうしたいね

………一族のため?

ん、一族潰す側だよ、俺
自立できない仲間は要らない
自立してなきゃ、多くを愛せない

………わたしのこと?

焦ることはないよ、見据えて、未来を

さわりまくったよね?

うん、お尻の穴も、触りたかったよ
っていうか、舐めたい、やりたい

やらしい

やらしいよ、俺、美人好きなんだ

優子さんも、美人だよね?

うん、俺の中では一番美人だよ
絶対に、幸せにしなくちゃ
美人は、幸せになるんだよ

じゃぁ、私も?

当たり前じゃん

………下着買って、気持ち悪いの、濡れてて

うん、いいよ
でも、男に下着ねだるなら、脱がされるよ

や、あ、危ないよ、運転しながら!

ほら、脱ぎなよ

やだ、やめ、あ、もう、エッチ!

…………すけべ

うん、濡れてるね

ん、言いつけてやるんだから、優子さんに

おっぱいも、触らせて

ん、エッチ、ん、ぁ

防風林がある、浜辺に降りる道に車を停めた
鎖で浜辺には、進めなくなってた

また、誰かに見られちゃうかもね

ばか、変態

ここも、指、いい?

や、お尻は、んっ、ばかぁ

翔は、してるんでしょ?

…………アナルも、お兄ちゃんだけだよ

翔の、女なんだよね?

…………うん、私は、お兄ちゃんの女だよ

うん、

手を、離したんだ

………ふぅ、やらしぃょ、こんな場所で

奪いたい

え?、ん、ぁ

逃げる唇を、奪うように求めたんだ

春奈ちゃんの唇

!、舌を入れたら噛まれた

でも

なんて、可憐なんだろ
可愛いくて、がむしゃらに求めてた

そしたら、噛んでた歯を、緩めて
そして!俺の舌に応じてくれたんだ、

あきらめたのかな?

こんなふうに、翔とキス、してんだ
きっと、優子とも、なんだよね?

唇を離し、春奈ちゃんに、そう言ったんだ


……………

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