《MUMEI》

アルペルトの、手の者か?

私の名はティナ、バランタイン
諦めて降伏なさい、イサム

けっ、笑わすな!
ここは、日本だぜ

逃げ帰っても、ムダよ
貴方を援護する者は、この地に居ないわ

あてにしてねーよ、恵太、コッチに来い
従わなければ、

優子の喉元に、ナイフを突き付けた、イサム

黒人二人が、ぺニスを出したまま、優子を押さえてた

優子の唇が、腫れてた
殴られたんだな

そして、白人男が、ひとりと、白人女が、ひとり

私を裏切るから、こうなるのだ、カスミ
毛等の精液を受けて、なんともはしたない
私は、まだ、負けてはない
私は勝ち残る、そうだ、私はこれからなのだ

優子の父親が、カスミさんの頭を踏みつけ、呟いてた

目が、いってる
正気ではないな

優子、出かしたぞ
恵太を虜にしたそうだな
一族は、私達の支配下になる

………娘を裸にして、何を言ってるの

そうだ、お前たち、いつまで優子に汚いものを見せ付けてるのだ
優子は!私の娘だ、離したまえ

黒人男に、言った、優子の父親が、壁までぶっ飛んだんだ

そして、嘔吐してた

肋が、折れたな

お前は用済みだ、優子を拐えば用はない
恵太、優子が大事なら、俺に従え
まだ、突っ込まれてねーぜ、指しかな

人質かよ、落ちたもんだな
狙いは俺の持つ、マッキンリー社の株か?
俺に勝てたらくれてやるよ

ほう、そんなに簡単にか?
悪くねーな商談、成立だ

恵太!貴方

ティナを無視した

鮭臭いぜ、また、酒に溺れたか

ほざくな、お前に負けたことは一度も無かったな

昔話しか?

戦場を知らぬお前は、俺に勝てんよ

シュン!

飛び出しナイフ

ザシュ!

ひっ!

ティナを、狙いやがった

かばうか、間抜けが!

くそっ、左腕持ってかれたか
早い!

直撃は避けたけど、肋がいったな

イサムの攻撃の腕を辛めとった
折るつもりで

だけど

ふっはっはっはっ、弱い、弱い、弱すぎる
どうした?
ん、総代、そんなもんか?

俺の太股に、ナイフが刺さってたんだ

……………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫