《MUMEI》

構わずイサムに向かっていったんだ

後、僅しか動けない
それは、自分が一番よくわかってたから

ムダなあがきを!

イサムの声が聞こえた

なにを、どうしたのか、まるで覚えてない

………音すら、聞こえて無かったのかも

目の前に、優子が居る

…助けに、来たよ

恵太………

黒人二人が、おののいてた

恐怖に顔をひきつらせ、優子を離し、後退りしてたんだ

帰ろう、優子

恵太、恵太ぁ!

優子に抱きつかれ、倒れそうになった

誰かが俺を、支えたんだ



行こう

…アヤナは?、マサヒロさんは?

大丈夫だ、喋るな

大丈夫、そう、よかっ…………た…

恵太ぁぁ!!

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