《MUMEI》

裏で糸を引いてたのは
青柳一族だった
旧ソビエト連邦の一国に、移り住んだ奴等が、イサムを利用したんだ

イサムはアメリカで、非合法活動をしてた、

産業スパイだ

マッキンリー社の、極秘機密を探ってたらしい

初代会長が追われ、バランタイン一家に大量の株が流れた
それも、政治的背景があってのことだけど

その資金は、出所の怪しげな金だ
でも、資本は、資本

アメリカの特務機関の中核の者が、マッキンリー社の新たなる株主となったことに変わりはない
そして、俺が筆頭株主なのにも、変わりはない

ゴタゴタに便乗する輩が、多々居るようだった

そして、イサム達が、追われ
奴は日本に逃げてきたんだ
ティナは、イサムを追って日本に来た

以前から、変だなぁって、思ってたけど
ティナは、たぶん、諜報員だ
人目に付く、モデルと言う職業を生かして、ティナが人目を集めてる隙に、裏方が動くんだろうな

何にしろ、翔達を、巻き込んじまった

…………その事実は、変わらない

謝って、済むことじゃない、けど

土下座なんかで、済むことじゃ、ないけど

恵太様、私くしは、貴方様に忠誠を誓っております
お疑いなのですか?!

真知子が言ったんだ

なら、この場で脱げ!

……はい、仰せのままに………

優子も、その場に居たけど、真知子を裸にさせたんだ

胸元を、横に縫い傷が走ってた

け、恵太様

その傷を舐めたんだ

苦労を掛ける、俺が未熟なばかりに

もったいない、お言葉です

貴女のここで、男になった、見せてくれ

はい

愛されたのか?、こうやって

あ、………はい

奴は、誠実だったか?

はい

ここもか?

そ、そこは、

もう、抱けないんだね

………お望みでしたら、いつでも

人の、女だもんね
いけないこと、だよね

真知子の肛門にキスしながら、言ったんだ

…………

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