《MUMEI》

マサヒロさん達が、到着したんだ

皆を招いて、食事をすることになってたんだ

スッゴイわねぇ、リムジン、初めて乗ったわ

貴子さんが、翔に、はしゃぐように話してた

本当に、手ぶらで来ちまったけど、良かったんか?

真知子に聞く、マサヒロさんに

皆様が主賓ですから、と、優子が答えてた

真奈美が春奈ちゃんと、料理を見てる

俺、アヤナちゃんに、よじ登られてた

けーた、お馬さんしてぇ

って

こら、アヤナ、偉い人なのよ、恵太君は
恵太くんなんて呼んだらいけないのかしら?

貴子さん、変な気はつかわないでください、
ただでさえ、
皆に申し訳なくて

けーた、早くぅ早くぅ

あーい、行くよぅ、アヤナちゃん、落ちるなよ


きゃはは、きゃはは、

…………ずっと、アヤナちゃんと遊んでたんだ

皆は適当に、飲んで、食べて、話し込んでた

そして、俺が、アヤナちゃんをお風呂に入れる事になったんだけど
流石に優子に来てもらったんだ

………アヤナちゃん、寝ちゃったんだ、
お風呂で

ごめんね、疲れたでしょ?

真奈美に、アヤナちゃんを渡したんだ

泳いでたよ、アヤナちゃん

本当?!

うん、少しだけど、しっかりね

顔、浸けれないのよ、お水に

潜れたよ、競争したんだもん

ねぇ!、翔、アヤナ潜ったんっだって!

本当に?!

翔も、驚いてた

本当よ、真奈美
、綿棒で耳のお水

うん、ありがとう優子

真奈美の膝の上で、耳のお水を綺麗にされてる、アヤナちゃん

笑顔で、見守る、翔

跡継ぎを作ってくださらないと、困りますわ

隣に来て、真知子が言ったんだ

うん、その前に、真知子
青柳一族と、話を付けてくるよ

恵太様!

危険は承知してる、
絶対、守らなくちゃ

アヤナちゃんを見ながら、誓うように言ったんだ

………時を、お待ちください
今は、無謀です

………真知子の言葉に、返事はしなかったんだ

…………

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫