|
《MUMEI》 翔の胸に甘えてる、真奈美 優子は俺に跨がったまま、俺の肩に頬を乗せてた 愛されちゃった、恵太に うん、見てたよ、メチャクチャ嫉妬した でしょ？ 恵太、私を知ろうって、してたものね うん、知られちゃってたね ヤりたいたけの、バカ男なんかに、気持ち、あげないよ うん、真奈美はプライド高いもんね 良かったろ？、恵太 素敵ね、優子が惚れるの、わかるわ 翔と、真奈美の会話が聞こえてた 私の気持ち、理解できた？ 俺の腕の中の優子が、 そう言ったんだ ……うん、少し、違うと思うけど 私なりに、理解できたわ そしたら、マサヒロさんのことも、理解できた気がするの そう、真奈美なりの解釈でいいわ うん、またちょっと、優子と同化出来た気がするわ 私もよ、真奈美の気持ちが、少しわかった気がしてるの そう、わりと、我慢もあるの、わかってくれた？ うん、でも、快感も、あるのね そうよ、恵太が言ってたね ビビったら、食われちゃうわ、闇に うん、真っ直ぐ受け止めなくちゃ、食べられちゃうね 私たちの愛した男は、その辺の男じゃないわ もっと、強く愛さなきゃ、甘えてるだけの女じゃ、男をダメにしたゃうわ うん、そうね でも、今は甘えたい 私も もっと、綺麗になれば、もっと恵太は強くなるよね？ うん、間違いないよ、恵太は絶対逃げないもん 恵太に言われて、初めて理解出来たわ 私がアイツをバカ男にしちゃったんだなって 私も同じかも 逃げるからよね、 うん、そうね、なんか、スッキリしたわ 何で、あんな男にって 私もよ、痛い目にあったけど、やっと、わかったわ あー、そうなんだって 翔君は、私の痛みを薄めてくれた そして、恵太が、理解させてくれた 恵太に、ﾊﾞｰｼﾞﾝあげればよかったなぁ くすっ、翔にも、同じこと言ってたわよね 惚れっぽいのかなぁ 仕方ないわよ、こんな素敵な男が、二人揃うなんて、まず無いわよ 呼び寄せられたのかな、見えない力に そうかもしれないわね …………… 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |