《MUMEI》
経緯、もしくは運命
私には姉妹がいた。
彼女達は不愉快な人間だった。
だから、彼女達は死んだ。

私には先輩がいた。
彼女は強く、そして愚かだった。
だから、彼女は死んだ。


「私、――っていいます
よろしくお願いします!」
部屋に少女の声が響く。
興味深い、普通なら私とは縁のなさそうな娘だ。
しかし、こうして出会ったのは、実に興味深い。
他の連中が何か喋っている。
煩い、興味が無い。
私の関心は、今や――にしか無いのだから。

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