《MUMEI》
男たちの宴
また、あの店の個室に俺たちは集まってた

凄かったなぁ、思い出しただけで、興奮が甦るぜ

美味しそうに焼酎を飲んだマサヒロさんが、そう言ったんだ

貴子叔母さん、失神してたね

ああ、あんな貴子を、初めて見たよ
言ってたぜ、誰に抱かせたの?、ってな

わかるよね、三人いたのは

まぁ、考えれば直ぐわかることだご、言わなかったんだ

ぷ、悪いなぁ、マサヒロさん

恵太、どうだった?、

はい、ヤバイっす、思い出しただけで、立っちゃいますよ

俺もだ

俺もだよ

マサヒロさんと翔と、乾杯したんだ

ニヤケながら

優子には、話したの?

ん、まだ、明日話すよ

明日って

うん、そんで、マサヒロさんの前で脱がそうかなって

悪っるいなぁ、恵太、

ドキドキしてるんだ、俺、

優子、脱ぐかな?

わかんない、無理強いはしないけど、でも、脱ぎそうな気がする

そうだな、無理強いは止めとこうぜ

見たいでしょ?、マサヒロさん

ん、まぁな、そんなに変わったのか、優子

うん、まったく知らない優子になってたよ

そうか、翔が、言うならそうなんだろうな

オジサン、真奈美も変わってるよ

そうか、そうだろうな

抱く?

いや、真奈美も優子も抱けないよ
でも、触らせろ、ムッチャクチャ触りてー
あんなに、綺麗になって、真奈美
子供を産んでからの方が美しくなってるなんてな
優子も、神々しいほど、美しくなったよなぁ
まぁ、優子は、元がいいからな

うん、ドキドキするほどの美人だよね

恵太、自問だろ?優子を連れて歩いてっと

ん、うん、あんまり思わないけど

そうなんか?

うん、美人だと思うよ、その辺には居ないぐらい美形だと思うけど

ティナの方が綺麗だもんな?

ん、まぁね、でも、整い過ぎてるとエロくないよ

誰が一番エロく感じるんだ?

ん、真奈美

ぷっ、わかるわかる、真奈美は居るだけでエロいもんね

翔、お前が言うとなんかさぁ

俺さ、真奈美のエロさも大好きなんだ
だから、マサヒロさんや恵太に欲情してる真奈美も好きなんだよ

ちょっと、わかるな
優子も、なんだかんだ言って、翔に抱かれたがってるもんなぁ

抱かれたいって言うより、エッチなことしたいって、感じじゃない?
恵太が居ない場所じゃ、優子は、しないよ
真奈美は、わかんねーなぁ、しそうだな

そうかなぁ?

1日交換してみたらどうだ?

だめ、俺、絶対真奈美に手を出しちゃう!

ぷっ、正直だなぁ、恵太
犯したい?

ん、乱暴したいわけじゃ……

わかってるよ、無理強いしたいんだろ?

うん、セクハラってか、さ

翔も恵太も、変態だな

オジサンに言われたくないよ!
マサヒロさんにだけは言われたくないっす!

俺と、翔が、同時に主張してた

あはっはっはっ、俺はど変態だからよ
貴子もそうだから、ピッタリの伴侶だ
兄貴の妻だった、貴子、
不貞だよなぁ、でも、大切な女なんだ

うん、わかります、大切な女じゃなきゃ
あんなプレーしても、興奮出来ないっすよね

わかってるな、恵太、
ソコが大事なんだと思うよ
大切な気持ちがないと、たんなる乱交になっちまう
その気持ちが強かったから、こんな関係になれたのかなって、思ってる、
翔だから、なし得たのかもしんねーと、思うよ

うん、大きいかも知れませんね、翔の、その、大きな愛って

慈しみ、浄化する翔の愛も、凄いが
未来と希望を見出だす恵太の愛も、大きいぜ
二人が揃えば、無敵だな

マサヒロさん、そう言って、少し淋しそうに、お酒を口にしてたんだ

…………

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