《MUMEI》
男たちの宴 2
割烹高橋の個室に、また、俺たちは集まってたんだ

そな、なんだ、恵太、怒ってないか?

遠慮がちに俺を見て、マサヒロさんが言ったんだ

夢中で舐めてましたね
優子のを
以前と違いました?

い、いや、前に、その、なんだ
口でしてもらったことは、ある、その、あれだ、ほら

しとろもどろのマサヒロさんに

オジサン、恵太はそれ見て勃起したってさ

翔が言ったんだ

うん、興奮した、物凄く嫉妬したけど
でも、ふっ、マサヒロさん
スンゲー夢中で舐めてたね

だね、
でさ、真奈美が嫉妬してたんだ
私のは、あんなに夢中にならないって

そうなの?
ねえわ、最近は全くなの?

うん、しないね、オジサンは

ふ〜ん、マサヒロさんの本音を聞いとかないとね

だね、俺も少し不安なんだ

だよね

俺と翔の会話に、マサヒロさんが

コンプレックスだ!

急に、強くそう話したんだ

俺は、学もない
二枚目でもない
金も、お前らに比べたら
お前ら、ホントすげーよ、ホント……

オジサン、俺はともかく、恵太はスゲーよ
だからって

言うな、翔、かってる
けどなぁ、どうしたって劣等感っつかさ
わかるだろ?

わかりたくないね

翔、いじめないでくれよ

マサヒロさん、全然わかってないんだね
自分の凄さを

なんだよ、恵太、俺は凡人だ
何一つ、長けた物なんか持ち合わせてない

エロを楽しむ本質は、俺たち以上だよね

うん、確かにね
だいたい、良いも悪いもモラルも常識も、俺たちには関係ないじゃんか
女が嫌がってなければ、アリだよ
それを教えてくれたのがマサヒロおじさんなのオジサンなのにさ

だね、でもね、俺
嫌がる女とやりたいかも

わかる、でも、難しいぜ、恵太は

まぁね、機会があれば、したいね
マサヒロさんが、外人奥さん犯したようにさ

幼い女の子まて、手にかけてるんだぜ

だよね、でも、貴子さんになら
幼いときされたら、うれしいかも、

俺、されたよ、幼くはないかな?

翔の童貞奪ったんだよね、貴子さん

ドキドキだったよ、これが、女なんだって

いいなぁ、

なんだよ、恵太だって真知子さんとだろ?

うん、でも、かなり無理矢理感あったかな?

それも、そそるよね

うん、ドキドキだったよ
うわぁ、こんな大人の女性を、って
でもさ、翔は、生中だろ?

うん、初めてが生中だからかな、ゴム、嫌いでさ

わかる、生の方が断然気持ちいいもんな

うん、恵太は優子だろ?生初は

うん、震えるほど気持ちよかったよ
優子の中に出したとき

なぁ、真奈美とヤるか?

見たいのか?
俺に凌辱される真奈美を

ヤベー、妄想したら

ぁは、俺もだよ

な、なんか、変わったなぁ、恵太
翔も、なんだかよ

オジサンも、本音出しなよ

そうだよ、やらせるかどうかは優子に任せてある
口出しはしないよ

口出し、してーなぁ

そっち?!

バカ笑いしてた、下らない話で

そして、マサヒロさんも、本音を出し始めたんだ

それを聞いて、俺、話したんだ

始まりは、欲望からだったかもしれない、
でも、大切にし合えるのは、
何かが通じあったからだよね

外側のスペックで、繋がってると
たぶん、親父たちみたいになる

自分の女を抱かせるとか
人の女を抱くとかって、たしかに興奮するけど
………真奈美は、翔の奥さんで、アヤナのママだけど
俺の女にしたい
その一瞬だけでも、そう、したいよ
真奈美が受け入れてくれたら、嬉しいよなぁ

っと

……………

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