《MUMEI》 フィフスの価値次の日、彼女は音楽室に入った。 鬼の先輩、相模がこっちに歩いて来た 「あなた何この格好、あなたは雑用なんだから、これでいいわ」 相模が渡したのは、体操服と紺のブルマであった。 「えっ」 美佳がうろたえていると、部長がやってきた。 「あなたはこれからこの格好でくること、練習はあなただけの特別メニューよ」 そして練習が始まった。 校内では、様々なパートがマーチング大会に向けて、音取りをしていた。 そのころ美佳は、雑巾で床をふいていた。 「部長、音楽室の床拭き終わりました」 部長と一緒に、音楽室に入る。 部長は振り向いた。 「あなた、手を後ろに組みなさい」 美佳が言われた通りにすると、部長は思い切り、美佳の頬を叩いた。 「ぐっ・・・」 美佳は勢いで倒れてしまった。 「これで、完璧なの? 完璧ならその床舐めてみなさい」 美佳は立ち上がると、再び手を後ろに組んだ。 「・・・できません」 すると部長は腕を組んだ。 「そうか、罰だ、頬打ち20回」 「はいっ」 バシーン 「うっ・・・もう一度お願いします」 バシーン 「もう一度お願いします」 バシーン・・・ 「はぁ、はぁ、ありがとうございました」 美佳は頭を下げる。 その時だった。 美佳の汗だくの体が、音楽室に倒れた。 バシャーン 美佳に水がかけられた。 美佳が目を覚ます。 気付くと、他の部員達も集まっていた。 「やだ、あの子みっともない」 「ふふふ、ブラジャー透けてるのによく平気ね」 美佳が胸に目をやると、ブラジャーがくっきりと見えていた。 慌てて手を隠そうとした時、二年生の二人が両腕を抑えた。 部長が声をだす 「こいつは、五軍のくせに、神聖な音楽室に横たわった。 よって、罰を与える。 ベルトで鞭打ちだ。一人五回まで、強く叩いた方がポイントは高い。 ポイントの上位者は軍をあげる」 そして、鞭打ちが始まった。 バシッ、バシッ 「くっ、・・ありがとうございます」 美佳は一発ずつこう言った。 言わないと、さらに5発増えた。 バシッ、バシッ、バシッ 「あ・・ありがとうございます」 美佳が倒れた。 するとみんなに蹴られた バシッ、バシッ 「あうっ!」 さらにみんな、高得点の胸ばかりを叩いた。 美佳は歯を食いしばり必死に耐えた バシッ、バシッ、 「はぁ、はぁ、す・すいません」 前へ |次へ |
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