《MUMEI》 木もれび生まれた。 命。 俺の、妹。 そしてまた、俺の彼女になるであろう人物。 羽澄...恋。 ハスミ...レン。 3062g、女の子。 俺の手を握って、初めて発した言葉。 「トゥ・キ」ーすき。 「す」がまだちゃんと言えなくて。 でも。 俺の大好きな言葉。 人を愛し、それを伝える言葉。 毎日俺が言ってるからかな。 「恋、す・き」 恋は俺の心に光を注いでくれた。 木もれびのような温かさで包み込んでくれた。 14年後。 優しい木もれびに包まれながら、俺と恋は兄妹という一線を、こえた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |