《MUMEI》
クリスマス@
「先輩、今日は何の日かわかります?」
「何の日か、、しらねぇよ。さっさと実験の続きすんぞ、ボケ」
「今日はクリスマスなんですよ?」
「クリスマスなんて、大学院生には関係ねぇんだよ。どうせ、毎年来るんだし」
「そんなこと言わないでくださいよ…。今年はいつもとは違うんですよ!」
「何がだ」
「俺にとって、先輩とすごす最初のクリスマスなんですよ?それと…外見て下さいよ」
「は?」
そういいつつも、窓のカーテンを先輩があける。
「雪か…」
「ホワイトクリスマスです!だから家に早く帰りましょう」
「無理だ」
「先輩、俺とするのやっぱり嫌ですか?」
みるみる先輩の耳が赤く色づいていく。
「ぃやに決まってん…ん…はぁ…ぁ」
先輩からの否定的な言葉を遮るように俺は深くキスをする。
「バカっ!森永っ!ここは学校だぞ」
「知ってます。けど、最近、先輩が抱かせてくれないから…」
「うるせぇ」
「好きですよ…先輩」
そう言いながら先輩のシャツのボタンを開けて、突起に触れる。
「んゃめろって…はぁ…はぁ…」
先輩の形の良い唇からため息とも吐息ともとれる声が漏れた。
「先輩は俺が欲しくないですか?」
先輩のいいところを刺激する。
「固くなってますよ、先輩っ」
耳元で囁くだけで、先輩の体がブルッと震える。
「お前の…せい…だろ」
最後の方は吐息に混じって聞こえないような言い方だった。

「先輩、こんなにして…まだ下は触ってないのに」
思わず笑みがこぼれる。
「まだ、欲しいっていわないんですか?…だったら…」

「分かった…分かったから…家で…ここじゃ…」
「ここじゃ…何ですか?大声で喘げないからですか?」

「バカか、お前は。早く帰るぞ」

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