《MUMEI》 君がいた日々ねえ知ってる? 真夜中の空も、黒じゃないんだよ。 深い深い青色なんだ。 それに気付いたのは君がいなくなった夜のことだった。 この世界に希望なんてないと思ってね、明日なんかこなければいいと思って、それなのに涙がこぼれるから上を見上げたら、星があって。 あぁ、どん底でも、僕たちが生きてしまうのは、本物の黒がこの世界にないからなのかなって感じたんだ。 深く、深く、青い空は、きっとずっと側にある。 |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |