《MUMEI》
恨む者
優衣は鷺崎にトイレに連行された。


そして、便器に括り付けられた。
「みんな、こんな所に便器があるわよ」


鷺崎の後ろに4、5人がやって来た。
「この便器、汚いから掃除しましょう」



優衣のシャツはモップで濡らされた

隣のトイレの水をつけたモップは、汚い。


バシャーン

掛けられた水は、下水道のものだった



「私、なんだかオシッコしたくなっちゃった」


鷺崎は優衣の上に乗ると、放尿した。
「あら私も」


そう言って、全員のオシッコを浴びた優衣は、泣いていた

「うっ、ううっ」

「あら、みっともなさすぎね。これに着替えていいわよ」
鷺崎はそれを見ると、服を手渡した。


それは白いTシャツだった
「えっ‥‥」


今は黒いシャツのためわからないが、白いシャツに着替えれば、ずぶ濡れの体が透けてしまうだろう。


「そんな、臭いで行ったらみんな心配するわよ」


鷺崎の一言で、優衣は着替え始めた


バシャーン


着替え終わると、すぐにバケツの水が飛んできた。

ずぶ濡れだが、異臭を放つよりはマシだった。



優衣は体育館に戻った。

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