《MUMEI》
着衣泳
「じゃあ、あなたはここで腕立て、他は着替えてきなさい」


「はいっ」

みんなが着替える間、先生と1対1での特訓が始まった。


「いーち、にー、さーん」


声を出してがんばる美沙を、先生は踏みつける

「声が小さいやり直し」


何度も踏まれ、体操服には靴の跡が大量に残った。


「25メートル20本、早くしなさい」


部員達は、次々にプールに入り、泳いでいった。

「あの、先生、私は・・」

そう言った美沙を先生は一蹴した。

「あなたはそのままよ」



泳いで向こうに着くと、体はスケスケだ。男子の視線が刺さる。

「うわぁ、なんだアイツ」
「破った罰だな。ヘヘヘッ」




男子の視線に耐えながら、メニューをこなす。

「よし、休憩。美沙は集合」



「あなたはまだ泳ぎなさい」


男子がこっちを見る。
胸を見ると、ブラジャーが完全に見えている。


「佐藤!休むな」

先生の往復ビンタがとぶ

「ありがとうございます」


そう言って、美沙は泳ぎ始めた。

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