《MUMEI》
愛のオワリ
そばに在るものはあたりまえではないというけども、

あたりまえだと思えるほどの愛を、
私は見つけたいのです。


可愛い服やおいしそうなケーキのような
飽きたらサヨナラの愛が、
味見だけの愛が、

どれだけ虚しいことか。


何度も何度も大切にしようと思い、
何度も何度も自分で壊した。

きっと私は病氣。


あたりまえの愛を。
生きるために必要な、
なくては死んでしまうような、
それでいて体の一部のような、
愛を私に。


そんな愛のオワリは、
涙の海で溺れるような
そんな幸せに包まれるのだろう。

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