《MUMEI》
時の流れと共に
なんだ、その、報告は?

今、わかる、すべてのです
母が、ヘソを曲げてまして
多くの者の前で、失禁したことを、いたく、恥じらってまして

能書きは良い
ハルナの父の会社に問い合わせた
ヘッドハンティングらしいな
関わった者の名前を洗い出せ、潰す

ノブ、それは、経済がおかしく

誰が意見を求めた

ですが!

こんな家、ぶっ潰してやる
これが、最後の事業だ!

ノブ!

他人に呼び捨てに去れる、覚えはない!

他人…………

お前は嫁いだ身だろが?

離縁致します

実の保身のためか?

いいえ、大義のために

狐が

…………まち子は、離縁した
元旦那は解雇、会社は吸収した
母と言う名の会社もだ

収入はない、預貯金のみで暮らすしか無いだろう

淋しさと、辛さから、事業に没頭した

ハルナが、決めたんだ
誰に、何を言われても、ハルナが、決めたから………

冷酷な、独裁者として
事業を進めた
だが、皮肉にも、他の意見が出ない分
事業は最短で進んだんだ

二年の月日が経ってた

概要は固まった
後は担当者が結果を出すだけだ

俺の髪は、黒髪にもどり、
キモオタの時と同じく、後ろで結わかれていた
髭も、無精髭で
コンタクタトも止め、黒渕の眼鏡へと

笑顔のない、独裁者

まち子献身的に俺に尽くしてた

だが、無駄な会話はひとつもない

おはようの、挨拶すら

………………

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