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《MUMEI》 決断の日「あの・・・。」 私は、新しい家族の前で自分がどうしたいかを言った。 「私、まだ再婚してほしくない。 お母さんと妹とまだ全然話してない。 だから、もっと、沢山話したいです。もっと、仲良くなりたいです。 私の勝手な考えだけど・・・」 私の話し方は、つっかえてばかりでちゃんと分かってもらえたか分からない。 「お姉ちゃん？」 まだ幼い声が聞こえて下を見る。 私の妹だ。 「分かってた。 小春ちゃんが、私たちと馴染めてなくてどうにかしようとしているのも でも、私何もできなくて 本当にごめんなさい。」 お母さんが私に向かって頭を下げる。 私は、不安と新しい生活の事をひたすら考えていた。 前へ |次へ |
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