《MUMEI》
学校行けたね!
2日後
妖怪たちの食卓と言っても妖怪は基本的に7人しか居ないが
「実はな…重大発表があんねん」
………
「実は…」
……………ゴクリ
「明日からアリス学校行くから」
イエーイ
………
「はぁ?!?!いやいや、聞いてないよ!」
「おー良かったな学校か!楽しんで来いよ!…で?いつから?」
「明日って聞いてなかったのか!?」
「明日!?!?そーなのか?良かったな!」
「もう、ダメだよこいつ!」
妖怪たちが口々に文句をいい始めるとビャッコが静止した
まるで鶴の一声を思わせる
「別に俺たちがアリスをムリやりって訳じゃねぇんだよ!アリスが学校へ行ってみたいって言うからさ!」
ビャッコがそう告げるとビャクヤも愚痴
をいい始めた
「そうやで!だからわしは行きたくもないレイチャーん所行ってんからな!むしろ褒め称えろ!!」
あぁ、御愁傷様です、
次の瞬間、全員が同じことで疑問をもった
「服は?」
「………これじゃダメ?」
「さすがにそれは派手だろ」

アリスが持ってきたのは白を貴重とし、裾や襟、スカートにふんだんにフリルの施されたスカートのフワリと膨らんだ服
下にはフリルのシャツとスカートを膨らませるためのもの
絹の靴下に銀色のブーツだった
それに、アリスは7歳とは思えないほどの気品と整った顔の持ち主だ
明らかに小学校へ行く服ではなかった

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