《MUMEI》
変わらない笑顔
「颯人、話したいことがある。」
休み時間に颯人を屋上へ連れて行った。
颯人は、何も言わずに付いて来てくれた。
「昨日は、ごめんなさい。
自分が家でうまくいっていないからって颯人にあたっちゃって、あとですごい後悔した。」
下を向いている私は颯人がどんな顔をしているか分からない。
「小春」
いきなり呼ばれてびっくりした。
私が、顔を上げると颯人はどこかで見たことのある笑顔を向けてきた。
それを見ていたら、私も自然と笑っていた。

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