《MUMEI》
耳フェチ×声フェチ
壁に押し付けられた俺の髪を掻き分けて耳を露にし、息をわざとらしく吹き掛けながら、耳元で囁き俺の反応を楽しむ。

『ねぇ、観月く〜ん?』

…ゾクン。あぁ、いつ聞いても脳髄に響く良い声。低く深く…魅惑のバリトン。…ヤベッ、腰に来た。

ズルズルと壁を滑り落ち床にしりもちをつく。そんな俺を追うように、囲う奴の身体も床へと沈む。

『逃げちゃダメだよ〜。てか逃がさないよん!僕の可〜愛い福耳チャン!』

言ってる傍から、俺の耳朶を揉みもみ、しかもパクン!

『…み、耳朶を口に含むなぁ〜、変態!』

『だぁって…観月くんの耳朶、美味しそうなんだもん。えへっ』

はむはむしながら、良い声で言うな。奴の腕から逃れようとしてるのに、その声のせいで力が入らない。

『くっそ…なんつー声してんだよ、羽山…は、反則だ!もっ、お前喋んな…』

…ビクビクと身体を震わせながら、必死に反撃するも奴に鼻で笑われた。

『や〜だね!これはお仕置きなんだからね観月くん?な〜んで、イヤマフで耳隠したりしたんだよ?』
不機嫌そうな声音で聞いて来る。

『…だって羽山が』

『ん?僕が何?』

…耳フェチな羽山と付き合ってから数ヶ月。

『…いつまでたっても、耳しか弄らないからっ…』

…俺自身には興味ないのかなって不安になって。

羽山の美声に酔いながら、上目遣いに訴える。

『…っだから、耳隠せば、俺に興味なくすのかなって…』

…まさか、お仕置きされるなんて思わなくて。


『つっ〜〜〜』
何故か羽山の顔が赤く染まった。


『み、観月くん。それは誘ってるのかな?』

『は?』

『耳以外も…弄って欲しいって?』

…あれ?羽山の眼が妖しく輝いた気がした。俺、なんか言い方間違えた?あれ?あれ!あれぇ?…


『いいよ、観月くん!今夜はぜぇ〜んぶ弄ってあげようね?』

声フェチの俺を落とした尾てい骨直下型ボイスでにっこり笑う羽山に、腰砕けでヘロヘロになる俺。


…神様、夜まで持ちそうにありません。



終わり?


*********


わ〜すみません。
あれ?なんかこんな展開に?あれ?あれぇ?(観月風)

お目汚し失礼しました。読んでいただきありがとうございましたm(__)m

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