《MUMEI》
出発
「「行ってきます」」


3人は声を合わせて言った。それぞれ、違う表情をしていたけれど、どの表情も最高の顔だ。


「行ってらっしゃい。何があっても負けないで。」


セレナは微笑みながら、でも真剣な顔をして言った。



3人はそれぞれ頷いてから、セレナに背を向け、歩き出した。








一人も振り返る者は居なかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫