《MUMEI》

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[デート]




それは…内容は勿論の事、(あ!誘う奴の容姿はともかく―…)
誘うタイミングとシチュエーションが明暗を分ける材料に成りえるのだ。




内容は映画鑑賞。


情報が正しければ、朝倉舞子はファンタジーものが好きらしい。

だから今流行りの、夢物語な映画に誘うつもりなのだが



問題は誘うタイミングとシチュエーション。




さて、どうしたものか…



あと一時間で下校の時間になっちまう。


こうなったら偶然を装って、帰り道で待ち伏せするしかねえ!


「よっしゃ!!」


俺はトイレにある鏡で自分と睨み合いながら、頬をバシバシ叩いた。


よく猪木さんもやってるだろ?気合い入れるのにさ。

俺もアレを、自分で自分にやっただけ。



まぁ…他のクラスの奴に、変な目で見られたのは言うまでもないが…。




でもその時の俺には、そんな事気にする余裕はなかったんだ。

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