《MUMEI》
ムカつくヒーロー
只今学校サボリ中の関 咲嵐です。

別に何かされたからと言うわけではなく、ただ単に面倒くさいから行ってない。

「はぁあ…」

暇人してまーす…

「ねぇ君♪ひとりー?」

はーいひとりー♪

「何?」

「今から遊ばない?」

いいよー♪

「いや、遠慮します。」

だってお母さんに知らない人には着いていっちゃダメって言われてるからね♪

とか…私、何年か前から両親しませんけど?

「イーじゃん行こーよ」

ぅぜー…

「ぃや、あの…」

「おぃ」

お!?救世主あらわる!?

「そいつ俺の女」

はぃぃ!?何寝ぼけたこといってるのこの人…

「んだてめぇ」

「ぁあ゙?やんのか!?」

「っ―――…今日のところは帰ってやるよ…」

ぅわ弱ぇー…

「大丈夫か?」

「あ…はぃ…」

「緋葉(アカバ)高校か…来い」

へ!?

「あの…」

気付くと私は緋葉高校の前にいた

「今度からは気を付けな、んじゃ」

「あっ、名前っ…は?」

「言わねぇよ。」

は?

名乗らなけりゃかっこいいってか!?

ばぁか!!

って…

「私餓鬼かよ…」←反省…

誰かサンのお節介のせいで私は学校に行くはめに…

「―――…このストラップ…まさかね…」


「あっ咲嵐!!」
ぎゅーーー!!

「野々村幸さーん苦しい。」

「珍しいね!!咲嵐が学校に来るなんて」

「誰かサンのお節介のせいでね…」

「誰かサンって?」

「変ななりヤンに絡まれたとこを助けてくれたの。」

「へー、名前は?」

「教えてくれなかった」

「えっそぅなの?」

「まぁ、興味ないからいいけど?」

「かっこ良かった!?」

「もー…幸はすぐその話ばかり…私的には普通。」

「あぁ…咲嵐の場合"約束の彼"以外の男は興味なかったっけ?」

「ぅん…」

そぅ…約束した彼を今も思い続けてる…

―――――…

「俺が18になったら咲嵐を迎えにいくからな!!」

「じゃぁ"昴君"が迎えに来てくれるのずっと待ってる!!」


「ぉい関!!聞いてるのか!?」

「はぁい…」

「明日、転校生が来る。まぁ、三年生だから会うことは無いかもしれんがな♪」

『はーい』

保育園生か!!

「誰なんだろー気になるぅ!!」

「そうかな…」

次の日――――…

「…で、何で転校生が貴方なの!?」

「よぉ、また会ったな」

「名前…」

「お前は?」

「関 咲嵐…」

「っ―――…さく…らん…?」

「はぃ…何かぁ?」

「い…いや、何も。珍しいなと思って…。」

「そりゃどうも。で、貴方は?」

「――…秘密。」

「えぇ!?狡い」

「じゃあ…嵐(ラン)って呼べば?」

「らん?」

「苗字」

「わかった」

「…――」

「あ、これ落とし物」

「あっ返せっ」

「ちょ!!拾った人に対してそれはないでしょ!?」

「あ…わりぃ…サンキュ…」

何なのよ!!こいつ!!

けど、どこか懐かしい気がする…。

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