《MUMEI》 思い出「K、好き・・・って言えたらいいのに」 「何だ。途中止まったけん、本人に言ったんかと思った」 「あ、そういえば。1,2年の時の写真があってね、見てみたんよ」 「あぁ、先生が作ってくれたやつ?」 「うん。そしたら、Kとの2ショットがあったんよ!!」 「そうなん!良かったじゃん!!」 今話した通り、写真に2人で写っていたのです、Kと私。 あの頃は仲良かったなぁ・・・。 1年生の時は、本人に言っとったんよね、好きって。 それで、向こう・・・Kも好きって言ってくれた。 でももう、思い出なんだよなぁ。 今は、そう簡単に言えない。 あの頃より、もっと・・・想いが強くなってしまったから。 この思い出、私に勇気をくれませんか? 写真の中のK、『今のKに告れ』って言ってくれませんか? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |